宝瓶（ブルー）

サイズ：W:125mm H:95mm

魚津悠

磁器土を主体とする陶芸家であり、「時間の化石」というコンセプトのもと活動しています。作品の特徴は、焼成中に生じる粘土の歪みや釉薬の流動といった自然現象をそのまま取り入れる独自のスタイルです。この過程により、時間が形を与えたかのような動きや表情が生まれます。また、朝露や溶けゆく氷のような儚い瞬間を表現し、日常使いの器でありながら、自然の変化を感じ取れるシンプルで奥深い美しさを持つ作品です。

経歴

1984年、石川県金沢市生まれ。
2006年に金沢学院大学美術文化学部美術工芸学科を卒業後、2007年には専攻科を修了。その後、金沢市卯辰山工芸工房にて陶芸を学び、2013年には秋田公立美術工芸短期大学で助手を務めるなど、長年にわたり陶芸に携わっています。
現在も金沢市内で制作を続けており、日々その独自の世界観を作品に反映しています。